参加した目的
昔から「種子島へ移住して農業をしたい」「種子島で子育てをしたい」という夢がありました。
移住前に実際の農業や島での暮らしを体験し、移住後のイメージをしたく参加をお願いしました。
体験を通して感じたこと
① 島の農家はかっこいい
体験を通してまず感じたのは、「島の農家は本当にかっこいい」ということです。
農業という自由で広い枠組みの中で、それぞれの農家さんが独自の栽培方法やスタイル、考え方を持ち、自分の農業を実践している姿に強く惹かれました。
農業だけでなく、大工作業、機械整備、土木工事、漁など、なんでもできる方が多く、まさに「百姓=百の仕事」という言葉を体現しているようでした。
専門化が進んだ現代とは逆に、多様な技術を持つ島の農家の方々の姿に憧れ、自分もそんなふうになりたいと思いました。



② 島の人も、島の自然も懐が深い
体験を通して、芋類・果菜類・果樹・枝物・南国フルーツなど、様々な作物を見ることができました。
これだけ多様な作物が育つのは、種子島の自然環境の懐の深さだと感じました。
また、「本気で農業をやりたいなら協力するよ」と言ってくださる農家さんも多く、外から来た方を温かく迎えてくださる島の人々の懐の広さも感じました。


③ 人間らしい暮らし
朝から夕方まで畑で汗を流し、夜は真っ暗になります(星が綺麗です)
自然と眠くなり、心地よい疲れとともにぐっすり眠る
暗くなれば眠り、明るくなれば起きる。そんな“人間本来のリズム”を久しぶりに感じることが出来たような気がします。
島の人たちとの関わりの中でも、どこか懐かしいような、忘れていたような、温かさを感じました。



④ 移住・就農のイメージが見えた
農業体験を通して、就農までの道筋や就農後の生活イメージが少し具体的になりました。
作物ごとに様々な農家さんの現場を体験できたことで、今後どんな作物を育てたいかを考える良い材料にもなりました。
また、古民家をお借りして生活させていただいたことで、島での暮らしのリアルな雰囲気も体感できました。


⑤ 最高の環境
一日畑で汗を流したあと、夕日を浴びながら海でサーフィンをする、その時間は本当に最高でした。
海釣り・川釣り・磯遊び・家庭菜園、美しい景色や海、そして何より温かい人々。
種子島は確かに田舎ですが、自分にとっては都会よりもずっと「なんでもある」場所だと感じました。
こんな素敵な土地で、家族(出来れば犬と猫も一緒に!)と暮らせたら、本当に幸せだと思います。


感謝
農家さんをご紹介くださった行政の方々、体験を受け入れてくださった農家の皆様、本当にありがとうございました。
古民家を貸してくださったり、ご飯をご馳走になったり、空き家を案内してくださったり、知人を紹介してくださったり……
移住や就農のサポートを申し出てくださるなど、皆さんの温かさに心から感謝しています。
農業の楽しさだけでなく、決してきれいごとではない大変な現実も教えていただき、それでも「この道を進みたい」という気持ちはより強くなりました。
短い期間でしたが、本当に貴重で充実した時間でした。
また移住した際は、ぜひよろしくお願いいたします。



