私は8月21日から30日まで、ECOFFの学生ボランティアとして種子島に滞在しました。その際、9月12日に「東シナ海の小さな島ブランド株式会社」代表取締役の山下賢太さんによる、空き家再生とまちづくりに関するセミナーが開催されることを知りました。
私は現在、大学で地域活性化やまちづくりを学んでおり、将来的には離島に移住して地域に貢献したいと考えています。そのため、このセミナーでお話を伺えることは大変貴重な機会だと感じました。さらに、9月9日と10日には「ECOFFハウス」のDIY改修が行われると聞き、理解を深めるために参加しようと考え、9月9日から13日まで再び種子島を訪れました。
DIY作業では、地域おこし協力隊の方々や島の皆さん、学生ボランティアの仲間たちと一緒にフローリングの張り替えを行いました。初めての経験でしたが、皆さんに教えていただきながら楽しく取り組むことができ、とても貴重な体験となりました。特に農家の方々が慣れた手つきで作業を進める姿からは、島の暮らしの中で培われた知識や技術の大切さを実感しました。
セミナーで最も心に残ったのは、「観光地を作るのではなく、らしさを育てる。島の日常が価値になる」という言葉です。新しい施設やイベントではなく、島の暮らしや文化そのものを大切にすることが、人を惹きつける魅力になるという考え方に深く共感しました。実際に島での生活を体験し、都会では得られない日常の価値を強く感じました。


また、実際に移住した方々から移住の理由や暮らしについて伺えたことも大きな学びでした。将来、私が離島に移住して地域に貢献する際には、この視点を大切にしていきたいと思います。
私はもともと地元が一番好きな場所でした。しかし、この夏休みに過ごした15日間で、種子島が私にとって一番好きな場所になりました。それは島の雰囲気だけでなく、初対面の私を温かく迎えてくださった島の方々の人柄に強く惹かれたからです。今回関わってくださった皆さんのことが本当に大好きです。このご縁を大切にし、必ずまた種子島に戻ってきます。