約7年ぶりに種子島へ。「ただいま」と言えた3日間
7年前の大学1年生の夏、私は村おこしNPO法人ECOFFの村おこしボランティア種子島コースに参加しました。
当時は、「ボランティアをやってみたい」という軽い気持ちで参加しましたが、今振り返ると、あの経験が私の人生の大きな転機になっていました。
その後、私はECOFFの活動に宝島、江田島、然別湖コタンの計3回参加し、全国各地でさまざまなボランティアを経験しました。さらに、ECOFF以外のボランティア活動にも積極的に参加するようになり、全国各地の多くの人との出会いを通して、自分自身の視野を広げることができました。
その原点をたどると、やはり種子島に行き着きます。
だからこそ、ずっと心に引っかかっていたことがありました。
ECOFFの活動を終えて島を離れる時、「また絶対に来ます!」と農家さんに伝えたにもかかわらず、その約束を果たせていなかったことです。
種子島から帰ってきてからも、島での出来事を思い出したり、学んだことを周りの人に話したりする機会は何度もありました。しかし、一人で種子島へ帰る勇気がなかなか出ず、気づけば約7年が経っていました。
以前、東京で開催された大集合会という機会もありましたが、どうしても外せない予定と重なり参加することができませんでした。
「もう一度、種子島の皆さんに会いたい。」
そんな思いを抱えていた時、「みんなでただいま!種子島大集合会2026」の開催を知りました。
「この機会だけは逃したくない。」
そう思い、参加することを決めました。
今回の大集合会に参加した2つの理由
今回参加した理由は二つありました。
一つ目は、ボランティア活動の原点となった種子島へ帰りたかったからです。種子島での経験があったからこそ、「もっといろいろな地域へ行ってみたい」「もっと多くの人と関わりたい」と思えるようになりました。もしECOFF種子島コースに参加していなかったら、今の自分はなかったかもしれません。そう思えるくらい、私にとって種子島は大切な場所です。
二つ目は、お世話になった皆さんへ近況を報告したかったからです。当時、作業の休憩時間には晋作さんや文香さんから自己分析について教えていただいたり、西園さんのお宅では地域づくりについて話を聞かせていただいたりするなど、本当に多くのことを学びました。
「あの時教えていただいたことが、今につながっています。」
「種子島コースのおかげで、全国に大切な仲間ができました。」
そのことをいつか直接伝えたいとずっと思っていました。
今回、その想いを皆さんへ伝えることができ、本当に嬉しかったです。

「覚えてないわけないじゃん」その一言が嬉しかった
正直なところ、約7年も経っているので、「もう誰も覚えていないだろう」と思っていました。しかし、そんな心配はまったく必要ありませんでした。
ボランティアに参加した当時世話人でお世話になった晋作さんや文香さんをはじめ、受け入れ農家の皆さんが私のことを覚えてくださっていました。名前を呼んでくださり、「久しぶり!」「変わってないね!」と声を掛けていただいた瞬間、本当に嬉しくなりました。
私が「7年も経っているので、さすがに覚えていないかと思っていました」と話すと、晋作さんが笑いながら、
「覚えてないわけないじゃん。」
と言ってくださいました。
この一言は、今回の大集合会の中でも特に心に残っています。
ボランティア当時の思い出話をしながら楽しい時間を過ごすことができたのもとても嬉しかったです。
これらのことから改めて感じたのは、種子島の皆さんの温かさです。その温かさに触れ、「種子島はいつでも帰って来られる場所なんだ」と心から思いました。
今回の経験を通して、種子島は私にとって「第二、第三の故郷」のような場所なのだと改めて感じました。
また、今回参加された方の中には何度も種子島へ帰ってきている方も多く、「また帰ってきたい」と思える場所があること、そして何年経ってもつながり続けられるコミュニティがあることは、本当に幸せなことだと感じました。

語らいの時間で改めて気づいたECOFF種子島コースの魅力
今回の大集合会で特に印象に残っているのが、「あなたにとって種子島とは?」というテーマで語り合う時間でした。
私は以前から、種子島への感謝を直接伝えたいと思っていました。
大学1年生で種子島コースに参加したことをきっかけに、その後ECOFFの活動にも参加し、さらにECOFF以外のボランティア活動にも積極的に参加するようになりました。
・全国各地に仲間ができたこと。
・今の自分の活動の原点が種子島にあること。
その感謝を皆さんの前で伝えられたことは、本当に嬉しかったです。
そして、参加者の皆さんの話を聞いていて感じたことがありました。
参加した時期も違えば、参加した理由も違います。それでも、「種子島が人生の転機になった」「また帰ってきたい場所になった」という想いは、多くの方に共通していました。中には涙を流しながら話されている方もいて、その姿を見て私自身も胸が熱くなりました。
人それぞれ感じ方は違っても、「また帰りたい」と思える場所があることこそが、ECOFFの魅力であり、さらに種子島コースの魅力なのだと改めて感じました。

ECOFFだからこそ生まれる「つながり」
今回改めて感じたことがあります。
それは、ECOFFの魅力はボランティア活動だけではないということです。農作業をし、一緒に生活し、食事をし、語り合う。そんな何気ない時間を積み重ねることで、農家さんとボランティアで参加している人たちの距離や、ボランティアで参加している人たち同士の距離が少しずつ近づいていきます。
今回の大集合会でも、一緒に遊び、生活し、食事をし、夜遅くまで語り合いました。今の仕事のこと、種子島コースでの思い出、種子島コースでインターンとして参加した時の話など、さまざまな話を聞くことができ、その1つひとつが私にとって大きな刺激となり、とても貴重な学びとなりました。
また、たった3日間でしたが、「また会いたい」と思える素敵な仲間にも出会うことができました。
「のっちーよ。」
そんな言葉を自然と言いたくなるような関係ができたことが、とても嬉しかったです。

さらに、今回の参加をきっかけに、7年前に一緒に参加したメンバーとも久しぶりに連絡を取りました。(LINEの履歴を見返してみると約7年ぶりの連絡でした(笑)。)
思い出話にも花が咲き、「またどこかで集まろう!」という話までできたことが、本当に嬉しかったです。
一度参加して終わりではなく、その後何年にもわたってつながりが続いていく。
そして、「ただいま!」と島へ帰ることで、新しい出会いも生まれていく。
地域の方々とのつながりだけでなく、ボランティア同士のつながりも広がっていくことこそ、ECOFFならではの魅力なのだと改めて感じました。
私にとって種子島は人生の原点
種子島での経験は、その後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。
ECOFFだけでなく、全国各地でボランティア活動に参加するようになり、「また来たい」と思える場所や、「また会いたい」と思える人たちが全国に増えました。
その出会いは、今でも私の人生を豊かにしてくれています。
社会人になった今でも、その経験は私の考え方や行動の原点になっています。
・全国に仲間を作りたい。
・もっと視野を広げたい。
・地域に関わる活動を続けたい。
そう思えるようになった原点は、ECOFFであり、そのスタートは間違いなく種子島でした。
だからこそ、「もし種子島へ行っていなかったら、自分はどんな人生を歩んでいただろう」と思うことがあります。
それくらい、私にとって種子島は人生を変えてくれた場所です。

また「ただいま!」と言える日を楽しみに
今回の大集合会は、幹事の皆さん、農家の皆さん、そして参加された皆さんのおかげで、本当に充実した3日間となりました。
一人ではなかなか帰ることができなかった種子島へ帰るきっかけをつくってくださったこと、そして久しぶりの再会や新たな出会いの機会をいただけたことに、心から感謝しています。
今回の大集合会を通して改めて感じたのは、種子島は「また帰ってきたい」と思える場所であり、「おかえり」と迎えてくれる場所だということです。
ECOFFの活動期間は約10日間です。その期間だけで地域に大きく貢献することは難しいかもしれません。しかし、その短期間で生まれたご縁が、その後何年にもわたって続いていく。地域の方々とのつながりが生まれ、参加者同士のつながりも広がり、「また帰ってきたい」と思える場所になっていく。
この積み重ねこそが、「村おこし」「町おこし」につながっていくのではないかと、今回の大集合会を通して感じました。
そのことに気づかせてくれた今回の大集合会、ECOFFの活動、そして温かく迎えてくださった種子島の皆さんに心から感謝しています。
また「ただいま!」「久しぶり!」と言える日を楽しみに、これからもより私自身成長できるよう頑張っていきたいと思います。




